ツイッターで最初にLGBTPZNという文字列を見た時は、LGBTとPZNは趣向が違うだろう、一緒にするなという感想を持ったし、単なる悪いオタクが作ったインターネットミームだろうと思った。
その時に持った「PZNは違う」という意見はかつて、そして今でもLGBTに向けられてきたものではないか？マイノリティの中でマジョリティになったLGBTは、さらに少数派のセクシュアリティについてもっと真面目に考えるべきではないか？「違う」と言って考えるのを放棄するマジョリティは、我々の障壁だったはずだ。多様な性のあり方を肯定すると謳うLGBT団体は、自らの性指向に悩むぺドファイルの青年を支えることが出来るのだろうか？
LGBTという言葉は様々な(と言っても4種類しかないが)性のあり方をシスヘテロしか存在しないとされている社会に広める取っ掛かりとしては大いに意味があったが、もうその段階ではないと思う。あらゆる性のあり方を包括するLGBTPZNという概念についてもっと考えたい。